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02.11
Mon
キャサリンは、のどが渇いて目を覚ました。
朦朧とした意識の中で、何かが体の上に乗っている重さを感じる。
そしてハッと気が付いた。
男性の腕が、彼女を抱きかかえるように乗っているのだ。
びっくりして一気に目が覚めた。

そして、ベッドに横たわったまま、何でこんなことになっているのかと思いを巡らした。
突如、昨日の出来事を思い出した。
はっきりと意識が覚醒した。

――なんてことをしてしまったの、私は! 初めて会った男性とベッドを共にするなんて。
キャサリンは自分の行動に、慄(おのの)いた。

飲み過ぎたせいで完璧には思い出せないが、彼女は昨夜の自分の奔放な振舞いを、所どころではあるが思い出した。
あと、何か泣いたような気もする。
彼の名前も思い出すことができた。

――信じられない・・・。
キャサリンは自分に、ぞっとした。
これは何かの間違いだわ、と彼女は思った。

彼女は隣で寝ているマックスを起こさないように、そっと彼の腕をおろすと、体をベッドから起こそうと動かした。

「う・・・ん、キャシー、もう朝?」
マックスが寝ぼけながら問いかける。

ドキリとしながらキャサリンは、
「・・・水を飲んでくる。まだ早いわ」
と答えて、体をするりとマックスから離した。

マックスは、スースーと寝息を立てながらまた深い眠りに落ちた。
キャサリンはほっとすると、体を起こしてぎょっとした。
何も着ていない。
昨夜は疲れてそのまま眠ってしまったのだ。

キャサリンは二日酔いのせいかもしれないが、胸にもやもやとした気持ち悪さと、軽い頭痛を感じながら、ベッドの周りに落ちている自分の服を、マックスを起こさないように慎重に拾い集めた。
キャサリンがベッドから抜け出たせいで、彼の上半身は掛け布団からあらわになっている。

彼女は、彼の引き締まった顎から胸、そして見事な腹筋のラインに目を奪われた。
昨夜の親密な行いが、イメージのように切り取って思い出される。
彼女の下腹部が熱くざわついた。
そして、次の瞬間にはそう感じた自分に困惑した。
キャサリンは慌てて集めた服を持って、ベッドルームを出た。

洗面所で服を着た。
あらためて見ると、この部屋は素晴らしく豪華だった。
広い居間に、ベッドルームが大小2つ、ミニキッチンが付いている。

マックスとの会話を、所どころ思い出す。
スイートルームだと彼は言っていた。
昨日酔っ払いながら思った、マックスはジゴロではないかという思いが蘇った。
頭痛がするし、頭が混乱する。

彼女は逃げ出すように、部屋を出た。




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