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05.07
Tue
「そうね、とりあえず食事をいただくわ」
彼の部屋の全てを見て回りたいが、それはお預けだ。
今日見れないという事は、もう二度と見れないという事だけれども。
キャサリンは本音を隠して、ダイニングテーブルの上に並べられている食事に目をやった。

マックスが今日は疲れているから外食より部屋で食べたいと言って、ケータリングを手配していた。
こんな豪華な部屋で食べるケータリングの食事は、中途半端な店で食べるディナーよりよほど素晴らしい。
キャサリンはその事を彼に告げられた時、残念な気がしたのは大間違いだったと感じていた。

本格的なディナーの皿はきれいにダイニングテーブルの上に並べられていて、まだ冷めておらず、スープや温める必要のある物は鍋のままコンロの上にある。
先程まで給仕のためのケータリング業者がいたが、マックスがその人たちを帰してしまっていた。

「僕は、食事よりしたい事がある・・・」
そう言うと、彼はキャサリンの顎に手をやって、キスをする。
そしてそのまま舌を差し入れようとして来た。

音を立てる唇を離し、キャサリンは言った。
「食事は、いいの・・・?」

「こっちの方が飢えてる・・・」
マックスは離れたキャサリンの唇を追い、彼女の下唇を軽く噛む。

「あ・・・、もう・・・!」
今日の彼はどうしたんだろう、と思いながら、そうまで言われるとキャサリンの女としての満足心が勝つ。

彼女はダイニングテーブルの上のディナーを横目で見ながら、マックスの口への愛撫に応えた。
マックスの舌の、差し入れられる深度が深さを増す。
キャサリンはその質量に満足しながら舌と同時に口の中に含まされた彼の唾液を吸い、彼の舌に舌を絡ませる。
その彼女の舌を更に絡め捕る様に、マックスは彼女の舌を自らの口の中に導く。
素直に彼の求めに応じて彼の熱い口の中に収めた舌を、マックスの大きな舌で包んで強く吸われた。

「はぁっ・・・」
キャサリンの唇の間から、吐息が漏れた。

ちゅぷっ、と大きく音を立ててマックスはキャサリンの舌と唾液を吸い取る。

「キャシー、ベッドに行こう」
マックスの青い瞳は、飢えを瞳に滾(たぎ)らせている。
キャサリンは答える代わりに、彼の濡れている唇に軽く唇を合わせた。

マックスは彼女の優しく合わされた唇を舌先で、ぺろりと舐めると、
「そんな事をしたら、ここで君を襲ってしまうよ?」
と言った。
キャサリンは、くすくす笑った。
「悪いオオカミさんね」

マックスはぐいっと彼女の腰を抱き寄せると、唇をまた重ねようとする。
キャサリンは彼の唇を咄嗟に避(よ)けた。避(よ)けた彼の唇は、彼女の頬にキスをし、頬を舐める。
マックスはそのまま、舌先を彼女の顎の線に這わした。
キャサリンの首が思わず仰け反ると、その仰け反った首筋を、彼の舌が伝って行く。

「ベッドに、行きましょう・・・」
キャサリンは彼の部屋の高い天井を仰ぎ見ながら、弱々しく呟いた。
彼の飢えが、キャサリンにも伝染していた。

マックスは大きく息を首筋に吐き、べろりとキャサリンの首筋を舐めて、彼女の耳たぶを軽く噛む。
あんっ、とキャサリンは声を上げずにいられなかった。

――もうこのままリビングで、彼に床に組み敷かれてもいいかも。
そんな思いがキャサリンの脳裏に浮かんだ。
さっき言った事をすぐに否定するそんな自分の考えに、彼女の頬は自然と赤らむ。

マックスはキャサリンの唇に軽くキスをすると、彼女の腰を抱き寄せていた腕を解(ほど)き、彼女の手を取る。キャサリンの心に軽い失望が沸いた。
そしてまた、そんな自分を恥じて、彼女は頬を赤らめた。

マックスは力強く彼女をベッドルームに連れて行った。


彼のベッドルームは、白いリビングとは対照的に、ダークウッドの割合が多かった。
その部屋も広く、天井が高い。そして、マリーナ・ベイ・サンズのスイートよりも大きなベッドが紺色のファブリック類にくるまれて鎮座している。

キャサリンはそのベッドに座らされた。
マックスは珍しく締めているネクタイに長い指を掛け、くいっと緩めるとしゅるしゅると器用に解いて行く。
彼のそんな仕草を、彼女は喉の渇きを覚えながら眺めた。
しかし、彼が脱いでいく姿をじっと眺めて待っているのも気詰まりだ。
キャサリンはSEXに慣れてしまった女性がする様に、自らも服を脱ごうとする。
ところがそれを、マックスが止めた。

彼はベッドの横に跪くとキャサリンの手が掛かっていたセーターの裾に触れる。
彼の掌が、するするとセーターの中を這いあがる。
浮き立つ様な期待がキャサリンの胸を締め付けた。

マックスは彼女の喉にキスをしながら、セーターの下に着ているインナーの上からキャサリンの胸を揉んだ。
はっ、と彼女の口から短い息が吐き出される。
彼はその手を今度はインナーに掛け、それも捲り上げてしまうと、今度は露わになったキャサリンの柔らかい腹部にキスをし始めた。



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